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[薬理ゴロ]造血薬

【造血薬】顆粒球コロニー刺激因子 薬理ゴロイラスト
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今回は造血薬についてです。

鉄欠乏性貧血治療薬

ゴロは特にないです。第一鉄(Fe2+)と第二鉄(Fe3+)で吸収がよいのは第一鉄(Fe2+)。

乾燥硫酸鉄(商:フェロ・グラデュメット)
フマル酸第一鉄(商:フェルム)
クエン酸第一鉄ナトリウム(商:フェロミア)
溶性ピロリン酸第二鉄(商:インクレミン)

これらの鉄剤の特徴については別記事でまとめています。薬局実習や就職前に確認しておくと業務が少し楽しくなると思います。

【鉄欠乏性貧血】各鉄剤の特徴まとめと比較鉄欠乏性貧血に用いられる鉄剤。 その鉄剤を勉強すると、各種薬剤に特徴があったので記事にまとめました。 なお。ここでは経口の固形剤...

巨赤芽球性貧血治療薬のゴロ

巨悪をこばみ
「巨」赤芽球性貧血(の1つである)
「悪」性貧血には
「こばみ」~コバン(ビタミンB12製剤)
※巨赤芽球性貧血の1つ葉酸欠乏性貧血には葉酸を用いる。
※巨赤芽球性貧血はビタミンB12や葉酸が欠乏して赤芽球の核のDNA合成が阻害され、核の成熟障害から巨赤芽球となる。

ヒドロキソコバラミン(商:フレスミンS)
シアノコバラミン(商:ビタミンB12注)
メコバラミン(商:メチコバール)
葉酸(フォリアミン)

練習問題(参考:第109回 問161)

次の文章の正誤を答えよ。
1.メコバラミンは、赤芽球内のヘム合成酵素の補酵素として作用することで、ヘム合成を促進する。
2.葉酸は、体内でテトラヒドロ葉酸に代謝されて、DNA合成の補酵素として作用し、赤血球の成熟を促進する。

解答はコチラ

1.誤 2.正

メコバラミンは、補酵素としてDNA合成を促進する。

再生不良性貧血治療薬のゴロ

不良はどうかしてる。登校しクロスバイク
「不良」再生不良性貧血
「どうかしてる」タンパク同化ステロイド(メテロノン 商:プリモボラン)
「登校」コルチコイド
「しクロス」シクロスポリン(商:サンディミュン、ネオーラル)

溶血性貧血治療薬

溶血性貧血は自己免疫で赤血球が破壊されるので、免疫力を抑えるのが重要。
免疫力を抑えるのは、糖質コルチコイドやシクロスポリン

腎性貧血治療薬のゴロ

ポエム陳腐で人生貧しい。刺激エロスに憧れる
「ポエム陳腐」~ポエチン
「人生貧しい」腎性貧
「刺激エロス」エリスロポエチン受容体を刺激(し、赤血球の産生を促進させる)

ポエチンアルファ(商:エスポー)
ポエチンベータ(商:エポジン)
ダルベポエチン(商:ネスプ)
ポエチンベータベゴル(商:ミルセラ)

「プロ参加なしでもエロスいっぱいでした」と。
「プロ参加」HIF-PH(HIF-プロリン水酸化
「なしでも」阻害
「エロスいっぱい」エリスロポエチン増加させ(赤血球産生を誘導)
「でしたと」成分名:~デュスタット

エナロデュスタット(商:エナロイ)
ダプロデュスタット(商:ダーブロック)
バダデュスタット(商:バフセオ)
ロキサデュスタット(商:エベレンゾ)
モリデュスタット(商:マスーレッド)

練習問題(参考:第109回 問161)

次の文章の正誤を答えよ。
・ダプロデュスタットは、低酸素誘導因子(HIF)プロリン水酸化酵素を阻害することで、HIFの分解を抑制してエリスロポエチンの産生を促進する。

解答はコチラ

鉄芽球性貧血治療薬のゴロ

鉄球にビビろう
「鉄球」性貧血
「ビビろう」タミンB6製剤(ピリドキシン、ピリドキサールなど)

ピリドキシン(商:アデロキシン)
ピリドキサール(商:ピドキサール)

顆粒球コロニー刺激因子のゴロ

グラスの中に好きなもの

「グラス」~グラスチム
「中に好き」好中球減少症に用いる
※顆粒球減少症で騙されないように要注意!!

フィルグラスチム(商:グラン)
レノグラスチム(商:ノイトロジン)
ナルトグラスチム(商:ノイアップ)

練習問題(参考:第109回 問161)

次の文章の正誤を答えよ。
・フィルグラスチムは、単球系前駆細胞から単球への分化を促進することで、単球からの顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)の放出を増加させる。

解答はコチラ

「~グラスチム」の薬自体が、顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)として働き、好中球を増やす。

トロンボポエチン受容体作用薬のゴロ

プロすぎるトロンボーン刺激的で決勝に
「プロすぎる」~プロスチム
「トロンボーン」~トロンボパグ
「トロンボーン刺激的」トロンボポエチン受容体刺激(し、巨核球への分化を誘導)
「決勝に」血小板減少症に用いる(血小板を増加させる)

エルトロンボパグ(商:レボレード)
ルストロンボパグ(商:ムルプレタ)
ロミプロスチム(商:ロミプレート)

練習問題(参考:第109回 問161)

次の文章の正誤を答えよ。
・エルトロンボパグは、赤芽球系前駆細胞のエリスロポエチン受容体を刺激することで、赤血球の産生を促進する。

解答はコチラ

エルトロンボパグは、トロンボポエチン受容体刺激し、増加させるのは血小板

説明文は、「~ポエチン」の薬
ポエチン、ダルベポエチンなどです。