薬理ゴロ PR

[薬理ゴロ]男性ホルモンと関連薬 覚え方

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

今回は男性ホルモンとその関連薬
性ホルモンには、男性ホルモンと女性ホルモン(卵胞ホルモン、黄体ホルモン)がある。
その分泌は、脳下垂体前葉から分泌されるゴナドトロピン(性腺刺激ホルモン)によって調整されている。

ちなみに、男性ホルモン、卵胞ホルモン、黄体ホルモンの別名もしっかり覚えよう!
どちらで問われるか分かりません。
(ゴロ)男性型アンドロイド、卵のサイズはSと、黄身はゲスい
男性ホルモン=アンドロゲン
卵胞ホルモン=エストロゲン
黄体ホルモン=ゲスタゲン

男性ホルモン(アンドロゲン)と関連薬

(ゴロ)男らしくテストすてろ!どうかやめて~
「男らしく」男性ホルモンやその働きをもつのは
「テストすてろ」テストステロ
「どうか」主な作用はタンパク質同化作用(骨や筋肉つくる)
「(や)めて」メテノロン酢酸エステル や メテノロンエナント酸エステル
メテノロンは「どうか」の後ろにあるので「タンパク質同化作用を強め、男性作用を弱めている」ことも一緒に覚えよう。

テストステロン

→テストステロンは、脳下垂体前葉から分泌される間質細胞刺激ホルモン(ICSH)によって精巣間質細胞(ライディッヒ細胞)から分泌される。
※黄体形成ホルモン(LH)とICSHは同一。男性に作用するときはICSHとよぶ。

合成男性ホルモン

・テストステロンエナント酸エステル(商:エナルモンデポー)

タンパク質同化ホルモン

・メテノロン酢酸エステル(商:プリモボラン)
・メテノロンエナント酸エステル(商:プリモボラン・デポー)
→熱傷・外傷などによる著しい消耗状態、骨粗しょう症、再生不良性貧血による骨髄の消耗状態などに用いる。

抗男性ホルモン薬(アンドロゲン受容体遮断薬)

(ゴロ)男性に抗うほどのクロールマジでエースとれる
「男性に抗う」抗男性ホルモン薬→アンドロゲン受容体に拮抗
「クロールマジ」クロルマジノン(商:25mg製剤としてプロスタール)
→・高用量(25mg製剤など)では、前立腺肥大症や前立腺がんを用いる。
※一方、低用量(2mg製剤で1日2~12mg)で黄体ホルモン作用を示し、ホルモン補充療法として月経異常や黄体機能不全による不妊症に用いる。
「エースとれる」アリルエストレノール(商:パーセリン)→前立腺肥大に用いる

※ゴロには入らなかったが、
アビラテロン(商:ザイティガ)→去勢抵抗性前立腺がんに用いる
もある。

さらに、抗男性ホルモン薬で非ステロイド系のゴロ
(ゴロ)民と(国を)捨てず、アンドロイドに抗う※SFものをイメージ

「民と」語尾:~タミド
「捨てず」非ステロイド
「アンドロイドに抗う」抗アンドロゲン

・フルタミド(商:オダイン)
・ビカルタミド(商:カソデックス)
・エンザルタミド(商:イクスタンジ)
・アパルタミド(商:アーリーダ)
・ダロルタミド(商:ニュベクオ)

ジヒドロテストステロン産生抑制薬

(ゴロ)ゴルファー歓迎されず、慈悲もない
成分名が~ステリド ※ここがゴロにはいっていないのは申し訳ないです。
「ゴルファー歓迎」5α還元酵素
「歓迎されず」還元酵素を阻害し
「慈悲もない」テストステロンからジヒドロテストステロンを作らせない

・フィナステリド(商:プロペシア)→5α還元酵素のⅡ型を選択的に阻害。保険適応なし、男性における男性型脱毛症の進行遅延に用いる。
・デュタステリド(商:アボルブ、ザガーロ)→Ⅰ型とⅡ型の5α還元酵素を非選択的に阻害。アボルブは前立腺肥大に用いる。ザガーロは保険適応なしで男性における男性型脱毛症で用いる。
デュタステリドのデュはデュオで2つの型を止めると覚えよう!!