薬理ゴロ

[薬理ゴロ]睡眠薬

今回は催眠薬について、ゴロを中心に記事にしたいと思います。
なお、一般名の後ろに「商:」で記載しているのは商品名です。

【ゴロ】

[ベンゾジアゼピン系催眠薬]

→バルビツール酸系に比べて、耐性、依存性、副作用や致死毒性などの点で優れており、広く用いられている。(バルビツール酸系は本記事では省略)
~セパム、~ゾラムはベンゾジアゼピン系(※リルマゾホンは例外)
弁当頑張るが、株で苦労。そんな人に「無力な境遇」は禁句。
「弁当」ベンゾジアゼピン系
「頑張る」GABAA受容体の(ベンゾジアゼピン系結合部位)に結合
「株」過分極(を促進)
「苦労」Cl-の流入
「無力な境遇は禁句」重症筋無力症、急性狭隅角緑内障が禁忌

※バルビツール酸系の作用機序は、ベンゾジアゼピン系と比べると、結合部位がバルビツレート系結合部位になるくらいの違い。

<長時間型>
福は長い
「ふ」フルラゼパム(商:ベノジール、ダルメート)
「く」クアゼパム(商:ドラール)
「は」ハロキサゾラム(商:ソメリン)

<中間型>
中にF(えふ)
「に」ニトラゼパム(商:ベンザリン、ネルボン)
「え」エスタゾラム(商:ユーロジン)、ニメタゼパム(商:エリミン)
「ふ」フルニトラゼパム(商:サイレース)

<短時間型>
短いロリのブローチ
「ロ」ロルメタゼパム(商:ロラメット、エバミール)
「リ」リルマザホン(商:リスミー)
「ブローチ」ブロチゾラム(商:レンドルミン)

<超短時間型>
超短いトリ
「トリ」トリアゾラム(商:ハルシオン)

弁当に対して、ふりまぜるな
ベンゾジアゼピン系の過量投与による呼吸抑制などには、ベンゾジアゼピン受容体を選択的に遮断するフルマゼニル(商:アネキセート)が用いられる。

[非ベンゾジアゼピン系催眠薬]

→ベンゾジアゼピン系催眠薬は、ベンゾジアゼピン結合部位のω1(催眠、鎮静に関与)とω2(筋弛緩、記憶に作用)に作用する。非ベンゾジアゼピン系はω1(催眠、鎮静)に選択的に作用する。

ゾルピデム(商:マイスリー)→超短時間
ゾピクロン(商:アモバン)→超短時間
エスゾピクロン(商:ルネスタ)→短時間

[メラトニン受容体作動薬]

米良と茶道でラメる
※米良美一(めら よしかず)さん:歌手、もののけ姫で有名

「米良と茶道」メラトニン受容体を作動
「ラメる」ラメルテオン(商:ロゼレム)
→多くの睡眠薬はベンゾジアゼピン結合部位(GABA受容体)に働くため多少なりとも筋弛緩、記憶障害、依存性が問題となるが、これらがないため安全性の高さが期待されている。しかし、効果が若干弱く、高齢者などでの使用が期待される。

【備考】

短時間・超短時間型と長時間型の違いをまとめました。

離脱症状は、不眠、不安、焦燥感、頭痛、嘔気・嘔吐、 せん妄、振戦、痙攣発作など。
持ち越し効果は、薬物が体内に蓄積し、翌日まで眠気や中枢抑制作用が持ち越されることです。

参考:ベンゾジアゼピン受容体作動薬の依存性について
https://www.pmda.go.jp/files/000217046.pdf