レバミピド錠の検索キーワードを調査していると「レバミピド錠100mg なんの薬」というのが目につきました。
レバミピド錠100mgは副作用の予防で使用されることも多く、症状がなくても処方される機会が多いです。
そのためか何の目的で使用されているか分かりにくく調べる人が多いのかもしれません。
そこで今回はレバミピド錠100mgについて効果や使用目的についてまとめたいと思います。
時間のない方向けに簡単な結論としては、
他の薬による胃、十二指腸、小腸などへの副作用を予防してくれる薬ですので、症状がないからといって自己判断で服用を中止しないようにしましょう。
暗記が苦手な薬学部生にみてほしい。
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でしょう。ゴロはキーワードに強引に意味を与えるので、ハマれば暗記も早いし忘れにくい。
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レバミピド錠100mgってどんな効果があるの?
レバミピド錠100mgの薬理作用としては、胃粘液量増加作用、胃粘膜保護作用、損傷胃粘膜の治癒促進作用などが認められています。
簡単にいうと、胃の防御を強くする薬です、
効能又は効果として、
○胃潰瘍
○下記疾患の胃粘膜病変(びらん、出血、発赤、浮腫)の改善
急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期
が認められております。
しかし臨床現場では、胃潰瘍や胃炎がなくとも処方される機会が多いです。
胃に関連する相談をしていないのに胃薬が処方された方は疑問が残るかもしれません。
そこで、ここからは胃潰瘍・胃炎や胃に関する症状がなくとも処方される例について書いていきます。
症状がなくともレバミピド錠100mgが処方される例
レバミピド錠100mgが症状なくとも処方される例には、他の薬の副作用の予防です。
主なものは鎮痛剤であるNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)による胃潰瘍や十二指腸潰瘍の予防です。
しかし、NSAIDsによる胃潰瘍・十二指腸潰瘍に対して推奨されているのはPPI(プロトンポンプインヒビター)という胃酸を止めてくれる薬ですが、臨床現場ではレバミピド錠100mgの方がよく目にします。
(参考:日本消化器病学会 消化性潰瘍診療ガイドライン 2020(改訂第 3 版))
NSAIDsは胃や十二指腸だけでなく小腸粘膜傷害を誘発することが指摘されています。
それに対して、レバミピド錠100mgはNSAIDsによる小腸粘膜傷害を抑制することが報告されています。
(参考:日経メディカル 胃潰瘍薬のレバミピドはNSAIDs起因性小腸粘膜傷害も改善する)
ちなみにPPIはNSAIDsによる小腸粘膜傷害を予防できない、むしろ障害を悪化させてしまうという意見もあります。
(参考:小腸疾患(non-CD)を見直す 日消誌 2018;115:605―611)
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