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[薬理ゴロ]血小板凝集阻害薬

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

今回は血小板凝集阻害薬について、ゴロを中心に記事にしたいと思います。
なお、一般名の後ろに「商:」で記載しているのは商品名です。

耳で聴いて覚えたいという方向けに動画も作りましたので、よければご利用ください。

【ゴロなど】

[cAMP増強系]

あいつベラベラ、チクろう、クロちゃんグレてADお断り。

「あいつ」PGI2受容体刺激
「ベラベラ」ベラプロスト(商:ドルナー、プロサイリン)

「チクろう」チクロピジン(商:パナルジン)
「クロちゃんグレて」クロピトグレル(商:プラビックス)
「ADお断り」ADP受容体遮断
※プラスグレル(商:エフィエント)やチカグレロル(商:ブリリンタ)も同様。
※~グレは作用機序が異なるものがあるため、注意。

ホストはエステなし、化粧なしでも白いです

「ホストはエステなし」ホスホエステラーゼⅢ阻害※イラストのホスト3人で「Ⅲ」を覚えてください
「化粧なし」血小板凝集阻害
「白いです」シロスタゾール(商:プレタール)
(詳細な作用機序)血小板のホスホジエステラーゼⅢを選択的に阻害→血小板内cAMP増加→血小板凝集抑制。

「あっ出る」刺激で、痔だ漏れる
「あっ出る!刺激で」アデノシンA2受容体を刺激
「痔だ漏れる」ジピリダモール(商:ペルサンチン)
(詳細な作用機序)血小板のホスホジエステラーゼ阻害+血液中のアデノシンの赤血球への取り込み阻害→血小板中のアデノシン増量、アデノシンA2受容体を刺激→血小板内cAMP増加→血小板凝集抑制。

直接アデノシンA2受容体を刺激するのではなく、赤血球のアデノシンの取り込みを阻害することで、血小板中のアデノシンが増量する結果、アデノシンA2受容体を刺激することになる

<ジピリダモールの適応と用量>
強心症など:1回25mg、1日3回
②ワルファリン併用による心臓弁置換術後の血栓・塞栓の抑制:1日300~400mg、3~4回分服

[TXA2減弱系]

アスピリン[低用量](商:バイアスピリン)
→血小板のCOXを阻害し、TXA2の合成阻害→血小板凝集抑制

イコサペント酸エチル[EPA](商:エパデール)
アラキドン酸と競合し、TXA2合成を阻害→血小板凝集抑制

オザグレルナトリウム(商:カタクロット、キサンボン)
TX合成酵素を阻害しTXA2の合成阻害→血小板凝集抑制
●抗アレルギー薬の時のゴロと共通「尾崎グレてTAXi作らん
※ただし、血液系として使用するのはオザグレルナトリウム、抗アレルギーとして用いるのは、オザグレル塩酸塩水和物です。

[5-HT2遮断系]

本当に、サルぐれた

「本当に」5-HT2(遮断)
「サルぐれた」サルポグレラート(商:アンプラーグ)

セロトニン受容体に対する薬のパターン
5-HT1:刺激薬
5-HT2:遮断薬
5-HT3:遮断薬
5-HT4:刺激薬

上記にも書きましたが、「~グレ~」でも作用機序が異なります。注意して暗記し、問題を解く際に気を付けてください。

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