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[薬理ゴロ]肺動脈性肺高血圧症治療薬

エンドセリン受容体遮断薬 薬理ゴロイラスト
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今回は肺動脈性肺高血圧症治療薬について、ゴロを中心に記事にしたいと思います。
なお、一般名の後ろに「商:」で記載しているのは商品名です。

エンドセリン受容体遮断薬のゴロ

先端はエンドではない
エンドセリン受容体遮断薬 薬理ゴロイラスト

「先端」語尾:~センタン
「エンドではない」エンドセリン受容体を遮断

センタン(商:トラクリア)
アンブリセンタン(商:ヴォリブリス)
→Aンブリセンと覚えて、選択的エンドセリンETA受容体遮断と覚える。
マシテンタン(商:オプスミット)

ホスホジエステラーゼV阻害薬

語尾:~aフィルはホスホジエステラーゼV阻害薬
※ホスホジエステラーゼはcGMPの分解酵素

シルデナフィル(商:レバチオ)
タダラフィル(商:アドシルカ)

可溶性グアニル酸シクラーゼ刺激薬のゴロ

シック後では激しくNOも増える

「シック後」語尾:~シグアト
※~シ(シクラーゼ)グ(グアニル酸)アトと結びつける
「激しく」グアニル酸シクラーゼを刺激し(cGMPの産生を促進)
「NO増える」(可溶性グアニル酸シクラーゼの)NO感受性が増大し(血管を拡張)

リオシグアト(商:アデムパス)

練習問題(参考:第109回 問31)

●血管平滑筋細胞において、可溶性グアニル酸シクラーゼを刺激して血管拡張作用を示すものはどれか。1つ選べ。
1.アルプロスタジル
2.シルデナフィル
3.ベラプロスト
4.リオシグアト
5.マシテンタン

解答はコチラ

正解は4

1.アルプロスタジル→PGE1誘導体でPGE1受容体を刺激
2.シルデナフィル→ホスホジエステラーゼⅤを阻害
3.ベラプロスト→PGI2誘導体でPGI2受容体を刺激
5.マシテンタン→エンドセリン受容体を遮断

プロスタグランジンI製剤のゴロ

アイツはプロすぎキャンパー、結果集まらない
「アイツ」プロスタノイドIP(PGI2)受容体刺激
「プロす」成分名に「~プロス~」
「キャンパー」cAMP産生促進
「結果集まらない」血管拡張や血小板凝集抑制作用を示す

エポプロステノールナトリウム(商:フローラン)
イロプロスト(商:ベンテイビス)
ベラプロスト(商:ドルナー、ケアロードLA、ベラサスLA)
ただし、抹消血管拡張薬の
アルプロスタジル、リマプロストは、PGE1誘導体のためプロスタグランジン製剤のサブタイプは要注意です。

選択的プロスタサイクリン(IP)受容体作動薬のゴロ

プロでなくとも、セレクトパグをアイツは激しく愛する
「プロでない」非プロスタノイド、成分名に~プロス~ないので注意
「セレクトパグ」セレキシパグ(商:ウプトラビ)
「アイツ」PGI2(プロスタノイドIP)受容体を
「激しく」選択的に刺激 ※セレクトには選択的も含んでます