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[薬理ゴロ]抗真菌薬

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

今回は抗真菌薬について、ゴロを中心に記事にしたいと思います。
なお、一般名の後ろに「商:」で記載しているのは商品名です。

耳で聴いて覚えたいという方向けに動画も作りましたので、よければご利用ください。

アゾール系 ゴロ

(ゴロ)なぞると捨てろ、その湿布
「なぞる」語尾:~ナゾール
「捨てろ」(真菌細胞構成成分)エルゴステロールの生合成阻害
「湿布」CYP阻害作用を有しており、併用注意の薬剤が多い。
※より詳細な薬理作用は「ラノステロールC-14脱メチル酵素(P450)阻害によりエルゴステロールの合成を阻害」となります。

<深在性・表在性>
ミコナゾール(商:フロリード)
フルコナゾール(商:ジフルカン)
ホスフルコナゾール(商:プロジフ)
ポリコナゾール(商:ブイフェンド)
イトラコナゾール(商:イトリゾール)
ホスラブコナゾール(商:ネイリン)
<表在性>
クロトリマゾール(商:エンペシド)※例外でマゾール
イソコナゾール(商:アデステン)
スルコナゾール(商:エクセルダーム)
オキシコナゾール(商:オキナゾール)
ビホナゾール(商:マコスポール)
ケトコナゾール(商:ニゾラール)
ネチコナゾール(商:アトラント)
ラノコナゾール(商:アスタット)
ルリコナゾール(商:ルリコン、ルコナック)
エフィコナゾール(商:クレナフィン)

【実務領域】
イトラコナゾールは、
●内用液は空腹時(食直後よりCmaxやAUCが高かった)
●カプセルは食直後(詳細な機序は不明だが空腹時より吸収がよい)
に服用である。

ポリエン系 ゴロ

(ゴロ)ホテルでナイスタッチ、膜すてろ。(下ネタですいません)
「ホテル」アムホテリシンB(商:ファンギゾン)
「ナイスタッチ」ナイスタチン(商:後発品ナイスタチン)→2018年販売中止
「膜すてろ」エルゴステロールと結合し、膜障害を起こす。

キャンディン系 ゴロ

(ゴロ)ファンはグループの壁つくらない

「ファン」語尾:~ファンギン
「グループの壁つくらない」真菌細胞の1,3-β-D-グルカンの合成阻害
ミカファンギン(商:ファンガード)
カスポファンギン(商:カンサイダス)

アリルアミン系 ゴロ

(ゴロ)無いフィンでは救われない
「無いフィン」語尾:~ナフィン
「救われない」スクワレンエポキシダーゼの選択的阻害(→エルゴステロール生合成阻害)
※スクワレンもスクアレンも同じです。ラミシールの添付文書ではスクアレン、メンタックスの添付文書ではスクワレンで記載されています。(2020年1月13日現在)

テルビナフィン(商:ラミシール)
ブテナフィン(商:メンタックス、ボレー)

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