薬剤師国家試験過去問 PR

【第105回薬剤師国家試験 薬理】問28~29 ゴロや解説

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自分の作ったゴロとブログの内容で薬剤師国家試験をどこまで解けるか気になったので、第105回薬剤師国家試験の薬理分野を解いてみました。

【問28】自律神経系の受容体と器官反応


臓器と交受容体の関係を暗記できているかどうかの問題と思います。
もし覚えていなくとも、多少は選択肢をしぼれます。
レニン-アンギオテンシン系は、血圧が上がる(つまりは闘争逃走状態で、交感神経の反応)。
よって、レニンの分泌抑制は交感神経を抑制する反応なので、アドレナリン受容体は遮断です(ただし、受容体のサブタイプを選べません・・)。

以前のレニン-アンギオテンシン系のフローを図にしましたので、せっかくなので視覚的にも暗記しておきましょう。

正解は5:アドレナリン受容体β1受容体遮断になります。

【問29】興奮伝導


なんか少しやらしい問題だと感じました。
図が入っていますが、ポイントは問題文の「自律神経節における節後繊維の細胞体の膜電位変化」ということ。


上記図に示すように自律神経(交感神経および副交感神経)の節後繊維を刺激するのは、アセチルコリンがニコチン(NN)受容体を結合した時である。
よって正解は2:ニコチン性アセチルコリン受容体

むしろ、その後の
脱分極は電位依存性Naチャネル
過分極は電位依存性Kチャネル
が関与しているという問題の方が解きやすい気がします。