薬理ゴロ

[薬理ゴロ]骨粗しょう症治療薬

今回は骨粗しょう症治療薬について、ゴロを中心に記事にしたいと思います。
なお、一般名の後ろに「商:」で記載しているのは商品名です。

<エストロゲンとカルシトニンの働く順序>まずはこれを覚える。
①女性ホルモン(エストロゲン)が働く→②カルシトニンが分泌→③カルシトニン受容体に作用→④破骨細胞を抑制することで骨吸収を抑える。
一部の薬でこの流れを用いての説明になります。

自分が学生の時にややこしいと感じたのが、骨吸収です。
吸収は「●●から血中に吸収される」ことです。骨吸収は「骨から血中にカルシウムが吸収される」つまり骨のカルシウムは減ることです。

【ゴロなど】

[ビスホスホネート製剤]

ドロンジョさんは細い骨とタイトな服が似合うが、破られたくはない

「ドロンジョさん」語尾:~ドロン酸
「細い骨」ビスホスホネート製剤、また細い骨で骨粗しょう症に使うイメージ
「タイトな服が似合う」ヒドロキシアパタイトに高親和
「破られたくない」骨細胞を抑制(し骨吸収抑制)

※ドロンジョはヤッターマンのキャラ。スレンダーでお色気担当、最後は爆発でよく服が破ける。

エチドロン酸(商:ダイドロネル)
パミドロン酸(商:アレディア)
アレンドロン酸(商:ボナロン、フォサマック)
リセドロン酸(商:ベネット、アクトネル)
ミノドロン酸(商:リカルボン、ボノテオ)
ゾレドロン酸(商:ゾメタ)

[選択的エストロゲン受容体調整薬(SERM)]

紙片(しへん)からストロー調達。乳飲み子のあんたは骨のあご弱いから
「紙片」:語尾:~シフェン ※ストローの入っている紙袋をイメージ
「ストロー調達」エストロゲン受容体調整
「乳飲み子のあんた」子宮や乳房にはアンタゴニスト(→乳がん、子宮内膜がん発症のリスク低下)
「骨のあご」骨にはアゴニスト

※調整薬はその成分が多いと、アンタゴニストとして働いてしまいます。つまり、内因性の女性ホルモンが分泌されている未閉経の骨粗しょう症には使えない。
適応は、「閉経後骨粗しょう症」である。

ラロキシフェン(商:エビスタ)
バセドキシフェン(商:ビビアント)

[カルシトニン製剤]

蚊と忍者は、骨のずいには痛みなく
「蚊と忍者」どこかに「カ」が入り、語尾:~トニン
「骨のずいには痛みなく」骨粗しょう症の疼痛に用いる。
<エストロゲンとカルシトニンの働く順序>の③から働きます。

エルカトニン(商:エルシトニン)
サケカルシトニン(商:カルシトラン)

[女性ホルモン製剤]

女性らしく、エステでオール
「女性」女性ホルモン製剤
「エステでオール」エスト~オール
<エストロゲンとカルシトニンの働く順序>の①から働きます。

エストラジオール(商:エストラーナ)
エストリオール(商:ホーリン、エストリール)

[活性型ビタミンD3製剤]

雨も軽いし、パラソル出さない

「軽いし」成分名に カルシ がある。(サケカルシトニンは違うので注意)
「パラソル出さない」パラトルモン分泌抑制

アルファカルシドール(商:ワンアルファ)
カルシトリオール(商:ロカルトロール)
マキサカルシトール(商:オキサロール)
ファレカルシトール(商:ホーネル、フルスタン)
エルデカルシトール(商:エディロール)

●(パラソルモンのゴロ)服工場がパラソルと傘を出す
「服工場」副甲状腺ホルモン
「パラソル」パラトルモン
「傘を出す」Caを血中に出す。(骨吸収を起こす。)

[ビタミンK2製剤]

「けつを舐めてと」オス犯す形勢(下品なゴロですいません)
「けつ」ビタミンK2製剤
「舐めてと」メナテトレノン(商:グラケー)
※1文字目と2文字目をひっくり返す
「オス犯す」オスオカルシンを介して
「形勢」骨形成を促進

[イプリフラボン製剤]

イプリフラボン(商:オステン)
→エストロゲン様作用を有している。

【備考】

骨粗しょう症治療薬に記載するか悩んだので、備考に書きました。

[抗RANKLモノクローナル抗体]

デノスマブ(商:ランマーク)
<効能または効果>
多発性骨髄腫による骨病変及び固形癌骨転移による骨病変
<作用機序>
特異的かつ高い親和性でヒトRANKLに結合するヒト型 IgG2 モノクローナル抗体である。 RANKLは膜結合型あるいは可溶型として存在し、骨吸収を司る破骨細胞及びその前駆細胞の表面に発現する受容体である RANKを介して破骨細胞の形成、機能及び生存を調節する必須の蛋白質である。多発性骨 髄腫及び骨転移を有する固形癌の骨病変においては、RANKLによって活性化された破骨細胞が骨破壊の主要な因子である。デノスマブは RANK/RANKL 経路を阻害し、破骨細胞の活性化を抑制することで骨吸収を抑制し、がんによる骨病変の進展を抑制すると考えられる。