薬理ゴロ

[薬理ゴロ]全身麻酔薬

今回は全身麻酔薬についてです。
代表的な全身麻酔の薬理作用をまとめたいと思います。

【ゴロなど】

[吸入麻酔]

深呼吸、正気ではないフルマラソン
「呼吸入麻酔
「正気」笑気、亜酸化窒素のことです
フル」語尾:~フルラン

[静脈麻酔]

ベンゾジアゼピン系

ゴロは催眠薬や抗不安と同じ
●弁当頑張る、株で苦労。そんな人に「無力な境遇」は禁句。
「弁当」ベンゾジアゼピン系
「頑張る」GABAA受容体の(ベンゾジアゼピン系結合部位)に結合
「株」過分極(を促進)
「苦労」Cl-の流入で
「無力な境遇は禁句」重症筋無力症、急性狭隅角緑内障が

・ミダゾラム(商:ドルミカム)

●弁当に対して、ふりまぜるな
ベンゾジアゼピン系の過量投与による呼吸抑制などにはベンゾジアゼピン受容体を選択的に遮断するフルマゼニル(商:アネキセート)が用いられる。

バルビツール酸系

薬理作用自体は、ベンゾジアゼピン系と似ていて結合部位がバルビツール酸系結合部位になる
●静脈麻酔というツールがあーる
「ツール」バルビツール酸系
「あーる」語尾:~a―ル

・チオペンタール(商:ラボナール)
・チアミラール(商:イソゾール、チトゾール)

ケタミン

●まあ、ケタケタ(笑)みんな涙お断り
「まあ」麻薬
「ケタケタみんな」ケタミン(商:ケタラール)
「涙お断り」NMDA受容体への非競合的遮断作用

デクスメデトミジン

●青二才、チューであいつ刺激してもデスクでみじんも相手にされない
「青二才」脳内の斑核に分布する
「チューであいつ刺激」枢性α2A受容体を刺激
※α2のサブユニットはチューの隠語は「A」と覚えよう
「デスクでみじん」デクスメデトミジン(商:プレセデックス)

ちなみにα2受容体のサブユニット分布は以下の通りです。
大脳皮質:α2c:抗不安作用
青斑核:α2A:鎮静
延髄孤束核(→交感神経抑制):
・α2A:心拍低下
・α2A:末梢血管拡張
脊髄:α2A:鎮痛
腎:α2B:利尿
血管平滑筋:α2B:末梢血管収縮
参考:デクスメデトミジンの薬物動態と薬力学 国沢卓之
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsca/30/2/30_2_181/_pdf

プロポフォール

●様々な作用でフォール(落とす)
「フォール」プロポフォール(商:ディプリバン)
「様々な作用」広く中枢神経に抑制的に働く。
・GABAA受容体を賦活
・NMDA受容体を抑制
・カルシウムイオンチャネルのカルシウム流入を修飾
麻酔作用の発現には特に中枢神経におけるGABAA受容体への関与が重要と考えられてい る。