薬剤師国家試験過去問 PR

【第104回薬剤師国家試験 薬理】ゴロと解説 問35~問37

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自分の作ったゴロとブログの内容で薬剤師国家試験をどこまで解けるか気になったので、第104回薬剤師国家試験の薬理分野を解いてみました。

【問35】


痛風・高尿酸血症治療薬のゴロで解決!
(ゴロ)笛吹スタッフ、あのプリンから尿酸つくらない。キッチンに置きっぱなしはダメだぜ
「笛吹スタッフ」フェブキソスタット(商:フェブリク)
「あのプリン」アロプリノール(商:ザイロリック、サロベールなど)
「尿酸つくらない」尿酸合成阻害
「キッチンに置き(っぱな)しはダメだぜ」キサンチンオキシダーゼ阻害によって(尿酸合成阻害)
よって正解は2

ついでに他のゴロも確認
(ゴロ)痛風発作でもちゅうぶらりん、(ナース)コール必死
「ちゅうぶらりん」チュウブリンに結合(して、紡錘体の機能を阻害することで、白血球の炎症組織への遊走を抑制)
「コール必死」コルヒチン

(ゴロ)プロベーション(見習い期間)では、便座にマロンと尿酸ぶっこむ
「プロベ」プロベネシド(商:ベネシッド)
「便座にマロン」ベンズブロマロン(商:ユリノーム)
→重篤な肝障害が主に投与開始6ヶ月以内に発現することが報告されているため、投与開始後少なくとも6ヶ月間は定期的に肝機能検査を行う。
「ぶっこむ」ブコローム(商:パラミヂン)
※「便座に尿酸ぶっこむ」のイメージで尿酸排泄。

(ゴロ)尿酸分解に参加し、ラストぶり返す
「参加」尿酸を酸化(し、アラントインと過酸化水素に分解)
「ラストぶり返す」ラスブリカーゼ(商:ラスリテック)
→適応:がん化学療法に伴う高尿酸血症。

【問36】


ピンポイントのゴロで助かります。
(ゴロ)本当に、サルぐれた。
「本当に」5-HT2(遮断)
「サルぐれた」サルポグレラート(商:アンプラーグ)

セロトニン受容体に対する薬のパターン
5-HT1:刺激薬
5-HT2:遮断薬
5-HT3:遮断薬
5-HT4:刺激薬

よって正解は2

【問37】


ゴロを作ってない分野だったので作ります。
(ゴロ)とあるアダムがゴリゴリに競(せ)っとる、インターセプト
「とある」TNFα阻害薬
「アダム」アダリムマブ(商:ヒュミラ)
「ゴリゴリ」ゴリムマブ(商:シンポニー)
「競っとる」セルトリズマブ(商:シムジア)
「インター」インフリキマシブ(商:レミケード)
「セプト」エタネルセプト(商:エンブレル)
※注意:アバタセプトとはしっかり区別をつけておきましょう。
よって正解は1

せっかくなので他のも作りましょう。
(ゴロ)さりげなく都市のリズムと音色はロック
「さりげ」サリルマブ(商:ケブザラ)
「都市のリズム」トシリズマブ(商:アクテラム)
「音色はロック」IL-6阻害

(ゴロ)アバターは定時の教師
「アバター」アバタセプト(商:オレンシア)
「定時の教師」抗原提示細胞の共刺激シグナルを阻害し、T細胞の活性化やサイトカインの産生を抑制する。

(ゴロ)JALバリ・シチリアに飛ぶし
「JAL」JAK阻害薬
「バリ・シチリア」バリシチニブ(商:オルミエント)
「飛ぶし」トファシチニブ(商:ゼルヤンツ)

<追加情報>

あと覚えておくと役に立つかもしれないので●●型(化)抗体製剤の見分け方。
抗悪性腫瘍薬でも同じです。
まず覚えるのは、抗体製剤は語尾:~マブ
そこから、マブの前の文字が
・「母音u」なら、ヒト型もしくはヒト化(その中でも「ズ」ならヒト化)
・「キシ」ならキメラ型
・「モ」ならマウス型
これで●●型(化)抗体製剤でのひっかけに対応しましょう。

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以下に詳細をまとめたページリンクを貼っておきます。
解けなかった問題に対しては、該当する分野のページご確認ください。
痛風・高尿酸血症治療薬

血小板凝集阻害薬
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