病態・薬物治療

【病態・治療】ギラン・バレー症候群

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今回は、体性神経系・筋の疾患からギラン・バレー症候群の病態・治療まとめです。

耳で聴いて覚えたいという方向けに動画も作りましたので、よければご利用ください。

ギラン・バレー症候群の病態

概要

脳脊髄液のタンパク細胞解離を特徴とした予後良好な急性炎症性脱髄性多発ニューロパチーであり、約70%に先行感染(上気道炎や胃腸炎など)を認める。先行感染で見られる病原体は、食中毒の原因であるカンピロバクター・ジェジュニが最も多い。 発症は全年齢層に見られる。

●ギラン・バレー症候群が起こる仕組み
腸粘膜などでカンピロバクター・ジェジュニなどによる感染

リンパ節などで免疫系が活性。 形質細胞により 抗体産生亢進。

つくられた抗体が神経根・末梢神経などで軸索髄鞘に結合

軸索変性・脱髄

<暗記エピソード>
暗記のため身近なリスクを覚えましょう。
肉類(特に鶏肉)はカンピロバクター・ジェジュニに汚染されている可能性があります。鶏肉をしっかり焼こうと言われているのは、こういう菌の感染での食中毒からのギランバレー症候群を避けるのに重要です。低温調理する際には十分を気を付けましょう。
※ただし、先行感染で多いのは上気道関連と言われています。

分類

脱髄型、軸索型、混合型に分類され、 カンピロバクター・ジェジュニが先行感染する
ことが多い。

症状

発症前4週以内に先行感染を伴う両側性弛緩性運動麻痺で、腱反射消失と軽い感覚障害が見られる。 臨床経過は単相性で、4週以内に頂点に達し、極期を過ぎると軽快する。

検査

病歴と臨床症候のみから診断は可能であり、血清抗ガングリオシド抗体(特に抗GM1抗体)が陽性を示す。

ギラン・バレー症候群の治療

血漿浄化療法、免疫吸着法、経静脈的免疫グロブリン療法が行われる。

練習問題

今回の練習問題は107回薬剤師国家試験の問185です。

上記内容を参考にすると、答えは1と4です。