薬理ゴロ

[薬理ゴロ]血液凝固阻害薬

今回は血液凝固阻害薬について、ゴロを中心に記事にしたいと思います。
なお、一般名の後ろに「商:」で記載しているのは商品名です。

【ゴロなど】

[ヘパリンとヘパロノイド]

パリのあんちゃんパトロン3人に結びつく。
※あんちゃん:若い男性を気安く呼ぶ時に使う言葉

「パリ」語尾:~パリン
「あんちゃんパトロン3人に結びつく」アンチトロンビンⅢと結合(し、第Ⅹa因子を阻害し、抗凝結作用)

ヘパリン →禁忌に妊婦なし
ダルテパリン(商:フラグミン)
パルナパリン(商:ローヘパ)
レビパリン(商:クリバリン)
エノキサパリン(商:クレキサン)→禁忌に妊婦なし
※ヘパリン以外は低分子ヘパリン製剤であり、ヘパリンと比較すると出血のリスクが低い。

<ヘパリノイド>
ダナパロイド(商:オルガラン)

[ワルファリン]

悪(わる)の喧嘩、プロが抑制

「悪(わる)」ワルファリン
「喧嘩」ビタミンKと拮抗
「プロが抑制」プロトロンビン生成抑制

[直接経口抗凝固薬(DOAC)]

十分さばかんと、ビントロとらん
「十分」直接a阻害
「さばかんと」語尾:~サバント

エドキサバントシル(商:リクシアナ)
リバーロキサバン(商:イグザレルト)
アビキサバン(商:エリキュース)

「ビントロ」直接トロンビン阻害
「とらん」ダビガトラン(商:プラザキサ)
→ダビガトラン特異的中和薬:イダルシズマブ(商:プリズバインド)

[合成Ⅹa阻害薬]

フォンダパリヌクス(商:アリクストラ)

[抗トロンビン薬]

アルガトロバン(商:ノバスタンHI、スロンノンHI)

【備考】
抗血栓薬の重大な副作用は過剰投与による出血である。服薬指導では、歯磨きでの出血や青あざが出来やすくなれば相談するよう促すことがポイントとなる。
経口抗凝固薬は、他薬の影響を受けやすいので、注意が必要。