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[薬理ゴロ]アルツハイマー型認知症治療薬

【アルツハイマー型認知症】アセチルコリンエステラーゼ阻害薬 薬理ゴロイラスト
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

今回は抗認知症薬(アルツハイマー型認知症治療薬)について、ゴロを中心に記事にしたいと思います。
なお、一般名の後ろに「商:」で記載しているのは商品名です。

アルツハイマー型認知症の病理組織学的特徴は、老人斑(アミロイドβの沈着)神経原繊維変化(タウタンパクの線維状凝集体)である。


暗記が苦手な薬学部生にみてほしい。

薬学部では勉強量が多く時間が足りないと感じることが多いでしょう。
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【ゴロなど】

[アセチルコリンエステラーゼ阻害薬]

「忘れっぽくてドジね、ガラクタ」、その言葉を軽くリバース

「忘れっぽい」アルツハイマー型認知症治療薬
「ドジね」ドネル(商:アリセプト);レビー小体型認知症の適応もあり
「ガラクタ」ガラミン(商:レミニール)
「リバース」リバスチグミン(商:イクセロン、リバスタッチ);貼付剤
「軽く」軽度~中等度のアルツハイマー型認知症に使用する。(ドネペジルは高度アルツハイマー型認知症にも使用できる)

コリンエステラーゼ阻害薬の有害事象としては、食欲不振、悪心・嘔吐、下痢などの症状が多いが、忍容性が報告されている。

レビー小体が病理組織学的特徴となるのは、レビー小体型認知症の他にパーキンソン病がある。試験では、それぞれ病理学的組織を入れ替えてくることがあるので要注意!

[NMDA受容体遮断薬]

お高いマンチカンでも涙しない

「お高い」中等度~高度のアルツハイマー型認知症に使用する。
「マンチカン」メマンチン(商:メマリー)
「涙(NMDA)しない」グルタミン酸受容体のサブタイプであるNMDA受容体チャネルを阻害

【その他】

抗認知症治療薬は、増量計画が添付文書で定められている。増量しても症状が悪化しているわけではないため、服薬指導時にうかつに「症状がよろしくないんですか?」などとは聞かないように注意!
また、薬の効果はあくまで進行を抑えることである、効果実感を得られにくいため、しっかりと進行予防のための服用を説明し、コンプライアンス低下を防ぐのが重要である。

参考:
今日の治療薬2018
認知症疾患診療ガイドライン2017 認知症全般;疫学、定義、用語
https://www.neurology-jp.org/guidelinem/degl/degl_2017_01.pdf

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