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[薬理ゴロ]緑内障治療薬(眼房水排出促進)

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

今回は緑内障治療薬の眼房水排泄促進薬について、ゴロを中心に記事にしたいと思います。
なお、一般名の後ろに「商:」で記載しているのは商品名です。

耳で聴いて覚えたいという方向けに動画も作りましたので、よければご利用ください。

副交感神経興奮薬 ゴロ

(ゴロ)Mサイズの服交換は激しく毛が縮み、スリムな袖口が開いた時

「Mサイズ」M3受容体、「激しく」刺
「服交換は激しく」副交感刺激(興奮)
「毛が縮み」様体筋が収
「スリムな袖口開いたとき」シュレム管が開口し、(眼房水排泄を促進)

※副交感刺激薬(直接および間接)のまとめは、副交感神経興奮薬のページにまとめています。

ピロカルピン(商:サンピロ)
ジスチグミン(商:ウブレチド)
<補足>
なお、これらの薬は、瞳孔括約筋を収縮させることで、縮瞳薬としても用いられる
また、神経と散瞳・縮瞳は以下の通り
降参と復活 ※神経は刺激の時で、遮断はその逆
「降(こう)」交感神経刺激、 「参(さん)」(瞳孔)散大筋の収縮→散瞳
「復(ふ)」副交感刺激、 「活」(瞳孔)括約筋の収縮→縮瞳

プロスタグランジン関連薬 ゴロ

(ゴロ)プロ、ストリートでフルーツであるブドウを出荷
「プロスト」語尾:~プロスト
「フルーツである」PGF2α誘導体
※ただし、ビマプロストはプロスタマイド誘導体で例外のため注意
「ブドウ」ぶどう膜強膜流出路から
「出荷」眼房水は排出

ラタノプロスト(商:キサラタン)
トラボプロスト(商:トラバタンズ)
タフルプロスト(商:タプロス)
ビマトプロスト(商:ルミガン)
・プロスタグランジン関連薬は、虹彩色素沈着、睫毛伸長、上眼瞼溝深化など特異的な副作用を有するが、全身的副作用は小さい。

α受容体関連薬 ゴロ

α1受容体遮断薬 ゴロ

α1受容体遮断薬の情報は、交感神経遮断薬 のページにまとめています。
簡単に復習すると
悪心をあたい断る
「悪心」語尾:~oシン、「あたい断る」α1遮断
●プラプラと選択できない、ナイフ持ってタムロするAD、フナの目も解剖。
「フナ」ブナゾシン(商:デタントール)
「目も」点眼で緑内障、内服で高血圧や前立腺肥大に伴う排尿障害に用いる。
※経路としては「ぶどう膜強膜経路」になります。

α2受容体刺激薬 ゴロ

ブリっこモジモジ!そんなあいつが刺激的。(ただしぶっとばしたい)
「ブリッこモジモジ」ブリモニジン(商:アイファガン)
「あいつ刺激的」α2受容体を刺激
「ぶっとばす」ブドウ膜から眼房水だす(ただし眼房水産生抑制作用ももつ)

ROCK(Rhoキナーゼ)阻害薬 ゴロ

(ゴロ)スリムな労基が出てくる、立派っす
「労基」Rhoキナーゼ阻害薬
「スリム~出てくる」シュレム管から眼房水が出る
「立派っす」リパスジル(商:グラナテック)
※他薬で効果不十分な場合の緑内障や高眼圧症

アドレナリンのプロドラッグ ゴロ

(ゴロ)不倫はアドレナリン出る
「不倫」~フリン
「アドレナリン」アドレナリンとしてα受容体やβ受容体刺激

・アドレナリンのプロドラッグであるジピベフリン(商:ピバレフリン)は以下の作用で、眼房水産生抑制作用と眼房水流出促進作用があるが、主には流出促進効果によって眼圧を下げると言われている。
・α受容体刺激→眼房水産生抑制
β受容体刺激→眼房水産生促進シュレム管から眼房水流出促進
※β受容体刺激で、水を作ってしまうのも注意!!

その他の眼房水排出促進薬 ※ゴロなし

イソプロピルウノプロストン(商:レスキュラ)
→ヒト線維柱体細胞におけるBK(大コングクタンスカルシウム活性化カリウム)チャネル活性化を示す。
→シュレム管又はぶどう膜強膜の流路抵抗減少に伴う眼房水排出促進によるとされている。

※PGF2α誘導体とは異なる眼房水排出機序なので注意!

緑内障の病態 ゴロ

病態を別ページのまとめていますので、病態の勉強をする方はそちらも参考にしてください。

【病態・薬物治療】緑内障 ゴロ・覚え方今回は、眼疾患の緑内障について、病態・薬物治療についてゴロ・覚え方交えてまとめました。 緑内障の病態 概要 緑内障は、眼房水の産生...

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