今回は、止瀉薬について記事にしたいと思います。
止瀉薬に関しては、ゴロは少ないです。
なお、一般名の後ろに「商:」で記載しているのは商品名です。
【薬の説明など】
[腸管運動抑制薬(ぜん動運動抑制薬)]
・モルヒネ、アヘンなど
→モルヒネの説明は、催吐薬のページにまとめています。
・ロペラミド(商:ロペミン)
→非麻薬性合成アヘン様化合物であり、オピオイドμ受容体に作用し、腸管の運動と分泌を抑制する。
・トリメブチン(商:セレキノン)
→消化管のオピオイド受容体に作用し、消化管の運動亢進時には抑制作用、運動低下時には促進作用をもつ消化管運動調律作用薬。
過敏性腸症候群による下痢にも有効であるためここに記載した。
・抗コリン薬
→腸管平滑筋のムスカリンM3受容体を遮断。
ブチルスコポラミン(商:ブスコパン)
メペンゾラート(商:トランコロン)
[収斂薬]
→粘膜表面に作用してタンパク質と結合し不溶性被膜を形成することで、腸管の刺激反応を低下させ、下痢を抑制する。
●修練の証拠に、担任もびびります
「修練」収斂薬
「証拠」ゲンノショウコ
「担任」タンニン酸アルブミン‘(商:タンナルビン)→牛乳アレルギーの患者には禁忌
「ビビります」ビスマス製剤(商:次硝酸ビスマス)
[吸着剤]
天然ケイ酸アルミニウム(商:アドソルビン)
→下痢の原因となる有害物質を吸着する。
[殺菌剤]
ベルベリン