今回は抗うつ薬の三環系、四環系などについて、記事にしたいと思います。ゴロは特にありません。
なお、一般名の後ろに「商:」で記載しているのは商品名です。
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[三環系抗うつ薬]
薬理作用:三環系、四環系とも基本は同じで、神経終末でのセロトニン、ノルアドレナリンの再取り込み阻害(SNRIと同様のイメージ)。
その他にもヒスタミンH1受容体遮断、ムスカリン受容体遮断、アドレナリンα1受容体遮断を有しているため副作用が多い。
<副作用>
悪性症候群
口渇、排尿困難、便秘、眼圧上昇(ムスカリン受容体遮断:抗コリン作用による)
起立性低血圧(アドレナリンα1受容体遮断作用による)
眠気、体重増加(抗ヒスタミン作用による)
<禁忌>
MAO阻害薬投与中の患者
緑内障(抗コリン作用を有するため)
クロミプラミン(商:アナフラニール)
ノルトリプチリン(商:ノリトレン)
アミトリプチリン(商:トリプタノール)
アモキサピン(商:アモキサン)
イミプラミン(商:トフラニール)
トリミプラミン(商:スルモンチール)
ロフェプラミン(商:アンプリット)
ドスレピン(商:プロチアデン)
【実務領域】適応により用量が異なる薬
●イミプラミン(商:トフラニール)
・うつ病:初期用量 25~75mg/日、300mgまで増量可
・遺尿症:学童25~50mg/日 1日1~2回、幼児25mg/日 1日1回
●アミトリプチリン(商:トリプタノール)
・うつ病、うつ状態:初期用量30~75mg/日、300mgまで増量可
・夜尿症:10~30mg/日
・末梢性神経障害性疼痛:初期用量10mg/日、150mgまで増量可
[四環系抗うつ薬]
三環系と比較して、効果や副作用がマイルド(調べたけど記載できるのはこれくらいでした。)
ミアンセリン(商:テトラミド)
マプロチリン(商:ルジオミール)
セチプチリン(商:テシプール)
※~ラミン、~チリン、~セリン、~サピン、~レピンは三環系、四環系
[その他の抗うつ薬]
トラゾドン(商:レスリン、デジレル)
→セロトニン再取り込み阻害作用、セロトニン5-HT2受容体阻害作用を有する。
※抗うつでは、セロトニンを働かせたいのに受容体阻害とは少しクセがあります。