薬理ゴロ

[薬理ゴロ]受容体の分類

今回は薬剤師国家試験でも1問はほぼ必ずでる受容体の分類について、ゴロを中心に記事にしたいと思います。

受容体とは、外界からの刺激・情報などを受け入れるために化学物質が作用する作用部位となる部分です。ここでは細胞膜上に存在する主な3タイプ「イオンチャネル内蔵型」「Gタンパク質(GTP結合タンパク質)共役型」「チロシンキナーゼ関連型」について勉強します。

【ゴロなど】

<イオンチャネル内蔵型>

イオンチャネル内蔵型は、「(細胞膜を)4~5回貫通型」であり、「Na+チャネル」「Cl-チャネル」「Ca2+チャネル」を開口するタイプが存在する
[Na+チャネル開口タイプ]
なっちゃん脱いでもニコニコ、瞳にはNo涙
「なっちゃん」Naチャネル開口
「脱いでも」分極を起こす
「ニコニコ」ニコチン(NN、NM)受容体
「瞳」5-HT3受容体
「No涙」non-NMDA型(グルタミン酸)受容体

[Cl-チャネル開口タイプ]
過労で苦労、頑張っても苦しい
「過労」分極を起こす
「苦労」Clチャネル開口
「頑張って」GABA A受容体
※GABAのAかBかはしっかり覚える。GiタンパクのゴロではしっかりGABA Bと判断できるようにしておきます。
「くるしい」グリシン受容体

[Caチャネル開口タイプ]
母ちゃんは涙
「母ちゃん」Caチャネル開口
「涙」NMDA型(グルタミン酸)受容体

<Gタンパク質共役型>

Gタンパク質(GTP結合タンパク質)共役型は、「7回膜貫通型」であり、Gタンパク質のサブタイプには「Gqタンパク質」「Gsタンパク質」「Giタンパク質」などが存在する。
それらの簡単な生体内反応の以下の通りです。
・Gqタンパク:ホスホリパーゼCの活性化によるPIレスポンスの亢進⇒タンパク質のリン酸化
・Gsタンパク:アデニル酸シクラーゼを刺激(stimulate)⇒cAMP産生⇒タンパク質のリン酸化
・Giタンパク質:アデニル酸シクラーゼを抑制(inhibit)⇒タンパク質のリン酸化を抑制

[Gqタンパク質共役型]
塾であたいマイハイスコア、本当にマミーテンションUP
「塾」Gqタンパク質共役型
「あたい」α1受容体
「マイ」M1受容体
「ハイ」H1受容体
「本当に」5-HT2
「マミー」M3受容体
「テンション」アンギオテンシンⅡ(AT1)受容体
※他にはブラジキニン受容体やLT受容体などが存在する。

[Gsタンパク質共役型]
じいさん だいたんHにベタベタ本当よ、ブイブイいわす
「じいさん」Gsタンパク質共役型
「だいたん」D1受容体
「Hに」H2受容体
「べたべた」β1受容体、β2受容体、β3受容体
「本当よ」5-HT4
「ブイブイ」バソプレシンV2受容体←第104回で出てます
※他にはグルカゴン受容体などが存在する。

[Giタンパク質共役型]
慈愛に反対、まだまだ(まだ×2)頑張んべ
「慈愛」Giタンパク質共役型
「反対」5-HT1受容体
「まだ×2」M2受容体、α2受容体、D2受容体
「がんばんべ」GABA B受容体

<チロシンキナーゼ関連型>

※ゴロなし
チロシンキナーゼ関連型は、「1回膜貫通型」が多く、リガンドが結合することでチロシンキナーゼが活性化され、チロシンをリン酸化する。
例としては、インスリン受容体、EGF受容体などがある。