今回は抗真菌薬について、ゴロを中心に記事にしたいと思います。
なお、一般名の後ろに「商:」で記載しているのは商品名です。
薬学部では勉強量が多く時間が足りないと感じることが多いでしょう。ゴロはキーワードに強引に意味を与えるので、ハマれば暗記も早いし忘れにくい。だから、勉強時間の短縮に役立つ!!しかし、1つ1つスマホで調べていたら大幅なタイムロスです。そこで、ブログの薬理ゴロを収集して紙ベース(フルカラー)にしました。より効率的に勉強して、別分野の勉強時間や趣味の時間をつくりましょう。Time is money! お金で時間を買ってください。しかも当ブログなら購入前にゴロを確認でき、自分に合っているか否かを試せます。多くのゴロでビビッとフィーリングが合えば、紙ベースをオススメします。
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(ゴロ)なぞると捨てろ、その湿布
「なぞる」語尾:~ナゾール
「捨てろ」(真菌細胞膜構成成分)エルゴステロールの生合成阻害
「湿布」CYP阻害作用を有しており、併用注意の薬剤が多い。
※より詳細な薬理作用は「ラノステロールC-14脱メチル酵素(P450)阻害によりエルゴステロールの合成を阻害」となります。
<深在性・表在性>
ミコナゾール(商:フロリード)
フルコナゾール(商:ジフルカン)
ホスフルコナゾール(商:プロジフ)
ポリコナゾール(商:ブイフェンド)
イトラコナゾール(商:イトリゾール)
ホスラブコナゾール(商:ネイリン)
<表在性>
クロトリマゾール(商:エンペシド)※例外でマゾール
イソコナゾール(商:アデステン)
スルコナゾール(商:エクセルダーム)
オキシコナゾール(商:オキナゾール)
ビホナゾール(商:マコスポール)
ケトコナゾール(商:ニゾラール)
ネチコナゾール(商:アトラント)
ラノコナゾール(商:アスタット)
ルリコナゾール(商:ルリコン、ルコナック)
エフィコナゾール(商:クレナフィン)
【実務領域】
イトラコナゾールは、
●内用液は空腹時(食直後よりCmaxやAUCが高かった)
●カプセルは食直後(詳細な機序は不明だが空腹時より吸収がよい)
に服用である。
ポリエン系 ゴロ
(ゴロ)ホテルでナイスタッチ、膜すてろ。(下ネタですいません)
「ホテル」アムホテリシンB(商:ファンギゾン)
「ナイスタッチ」ナイスタチン(商:後発品ナイスタチン)→2018年販売中止
「膜すてろ」エルゴステロールと結合し、膜障害を起こす。
キャンディン系 ゴロ
(ゴロ)ファンはグループの壁つくらない
「ファン」語尾:~ファンギン
「グループの壁つくらない」真菌細胞壁の1,3-β-D-グルカンの合成阻害
ミカファンギン(商:ファンガード)
カスポファンギン(商:カンサイダス)
アリルアミン系 ゴロ
(ゴロ)無いフィンでは救われない
「無いフィン」語尾:~ナフィン
「救われない」スクワレンエポキシダーゼの選択的阻害(→エルゴステロール生合成阻害)
※スクワレンもスクアレンも同じです。ラミシールの添付文書ではスクアレン、メンタックスの添付文書ではスクワレンで記載されています。(2020年1月13日現在)
テルビナフィン(商:ラミシール)
ブテナフィン(商:メンタックス、ボレー)