今回は白内障治療薬について、ゴロを中心に記事にしたいと思います。
なお、一般名の後ろに「商:」で記載しているのは商品名です。
暗記が苦手な薬学部生にみてほしい。
ゴロはキーワードに強引に意味を与えるので、ハマれば暗記も早いし忘れにくい。だから、勉強時間の短縮に役立つ!!
しかし、1つ1つスマホで調べていたら大幅なタイムロスです。
そこで、ブログの薬理ゴロを収集して紙ベース(フルカラー)にしました。
より効率的に勉強して、別分野の勉強時間や趣味の時間をつくりましょう。
Time is money! お金で時間を買ってください。
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【ゴロ】
[白内障治療薬]
●白い目の狂ったピノキオ
「白い目」白内障治療薬
「狂った」グルタチオン(商:タチオン)
→(薬理作用)水晶体内タンパク質のSH基の酸化を防止することでジスルフィド結合の形成を抑え、白内障の進行を抑制する。
「ピノキオ」ピレノキシン(商:カタリン)※後発品:カリーユニもよくみます。
→(薬理作用)白濁の原因物質といわれているキノイド物質の作用を競合的に阻害して、白内障の進行を抑制する。
どちらも白内障を治療できるわけではなく、あくまで進行予防で使われる薬です。
白内障が進行した場合は手術が必要になりますが、せっかくですので白内障手術関連で用いる点眼薬をまとめたいと思います。
[白内障手術前後で用いる薬]
ここでは私が処方箋で見たことのある薬を記載しています。一部の薬はガイドラインでは有用性が報告されていないものもあります。
<術前>
・ニューキノロン系抗菌薬のモキシフロキサシン(商:ベガモックス)
<術後>
・ニューキノロン系抗菌薬のモキシフロキサシン(商:ベガモックス)
・非ステロイド抗炎症薬のジクロフェナクナトリウム(商;ジクロード)
・ステロイド抗炎症薬のベタメタゾンリン酸エステルナトリウム(商:リンデロン)
※術後に眼圧が上がった場合には、アセタゾラミド(商:ダイアモックス)を使用することもある。また、アセタゾラミドは体内のKを減少させることがあるので合わせてL-アスパラギン酸カリウム(商:アスパラカリウム)も処方されます。
・糖尿病も合併している患者さんでは、インドメタシンファルネシル(商:インフリー)が処方されることがある。これは、糖尿病の患者さんでは非糖尿病者と比較して、術後炎症を起こしやすいため、その予防のため処方されていると思われます。
<後発白内障手術後>
後発白内障とは、高頻度にみられる白内障術後合併症のことで、白内障手術後にあらためて濁ってきて視力が低下します。治療はレーザー治療で簡単にでき、そのあとに以下のような薬を使用します。
・非ステロイド系抗炎症薬のネパフェナク(商:ネバナック)
暗記が苦手な薬学部生にみてほしい。
薬学部では勉強量が多く時間が足りないと感じることが多いでしょう。
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