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今回は、胆のう炎・胆管炎の病態・薬物治療をまとめます。
胆のう炎・胆管炎の病態
概要
胆道系の細菌感染による炎症性疾患である。
起因菌としては大腸菌による上行性感染(十二指腸→総胆管→胆のう)が最も多く、クレブシエラ、エンテロバクターがそれに次ぐ。
グラム陰性桿菌が全体の約60%を占める
分類
印象の生じる場所による胆嚢炎と胆管炎に分類される。いずれも器質的もしくは機能的な胆のう・胆管の閉塞性障害による胆汁うっ滞による胆道内の細菌感染が起こり発症する
症状
1.急性胆のう炎
食後などに起こる、右季肋骨痛、発熱、悪心、嘔吐が主症状である。
2.急性胆管炎
悪寒を伴う発熱、上腹部痛、黄疸をシャルコーの3徴といい、これに意識障害、ショックを加えたものをレイノルズの5徴という。
検査
1.急性胆嚢炎
血液検査:白血球数増加、C反応性蛋白質上昇
2.急性胆管炎
血液検査:白血球数増加、C反応性蛋白質値上昇のほかに、胆道系酵素(ALP、γーGTPなど) 上昇、直接ビリルビン優位の総ビリルビン値上昇、ASTやALTの上昇が見られる。
胆のう炎・胆管炎の治療
急性胆道感染症の初期治療は、絶飲・絶食、輸液、ペンタゾシン(商:ソセゴン、ペンタジン)などの鎮痛薬、広域ペニシリンの中でもピペラシリン(商:ペントシリン)などの胆道移行性の良い抗菌薬(静注)の投与を行う。
練習問題
今回の練習問題は、107回薬剤師国家試験の問64です。

上記内容を参考にすると、
1は、上腹部痛で誤り(少なくとも胆のう・胆管が右にある)
2は、多くは発熱を伴うので誤り
3は、細菌感染により白血球は増加するので誤り
4は、正しい
5は、直接ビリルビン有意と思われるため誤り