今回は全身麻酔薬についてです。
代表的な全身麻酔の薬理作用をまとめたいと思います。
暗記が苦手な薬学部生にみてほしい。
薬学部では勉強量が多く時間が足りないと感じることが多い
でしょう。ゴロはキーワードに強引に意味を与えるので、ハマれば暗記も早いし忘れにくい。
だから、勉強時間の短縮に役立つ!!
しかし、1つ1つスマホで調べていたら大幅なタイムロスです。
そこで、ブログの薬理ゴロを収集して紙ベース(フルカラー)にしました。
より効率的に勉強して、別分野の勉強時間や趣味の時間をつくりましょう。
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多くのゴロでビビッとフィーリングが合えば、紙ベースをオススメします。
吸入麻酔薬 ゴロ
(ゴロ)深呼吸、正気ではないフルマラソン
「呼吸」吸入麻酔
「正気」笑気、亜酸化窒素(N2O)のことです
「フルマラソン」語尾:~フルラン
イソフルラン(商:フォーレン)
セボフルラン(商:セボフレン)
デスフルラン(商:スープレン)
静脈麻酔薬 ゴロ
ベンゾジアゼピン系
ゴロは催眠薬や抗不安と同じ
(ゴロ)弁当頑張る、株で苦労。そんな人に「無力な境遇」は禁句。
「弁当」ベンゾジアゼピン系
「頑張る」GABAA受容体の(ベンゾジアゼピン系結合部位)に結合
「株」過分極(を促進)
「苦労」Cl-の流入で
「無力な境遇は禁句」重症筋無力症、急性狭隅角緑内障が禁忌
・ミダゾラム(商:ドルミカム)
(ゴロ)弁当に対して、ふりまぜるな
ベンゾジアゼピン系の過量投与による呼吸抑制などには、ベンゾジアゼピン受容体を選択的に遮断するフルマゼニル(商:アネキセート)が用いられる。
バルビツール酸系
薬理作用自体は、ベンゾジアゼピン系と似ていて結合部位がバルビツール酸系結合部位になる
(ゴロ)静脈麻酔というツールがあーる
「ツール」バルビツール酸系
「あーる」語尾:~a―ル
・チオペンタール(商:ラボナール)
・チアミラール(商:イソゾール、チトゾール)
ケタミン
(ゴロ)まあ、ケタケタ(笑)みんな涙お断り
「まあ」麻薬
「ケタケタみんな」ケタミン(商:ケタラール)
「涙お断り」NMDA受容体への非競合的遮断作用
デクスメデトミジン
(ゴロ)青二才、チューであいつ刺激してもデスクでみじんも相手にされない
「青二才」脳内の青斑核に分布する
「チューであいつ刺激」中枢性α2A受容体を刺激
※α2のサブユニットはチューの隠語は「A」と覚えよう
「デスクでみじん」デクスメデトミジン(商:プレセデックス)
ちなみにα2受容体のサブユニット分布は以下の通りです。
大脳皮質:α2c:抗不安作用
青斑核:α2A:鎮静
延髄孤束核(→交感神経抑制):
・α2A:心拍低下
・α2A:末梢血管拡張
脊髄:α2A:鎮痛
腎:α2B:利尿
血管平滑筋:α2B:末梢血管収縮
参考:デクスメデトミジンの薬物動態と薬力学 国沢卓之
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsca/30/2/30_2_181/_pdf
プロポフォール
(ゴロ)様々な作用でフォール(落とす) ※落とすとは格闘技などで気絶させること
「フォール」プロポフォール(商:ディプリバン)
「様々な作用」広く中枢神経に抑制的に働く。
・GABAA受容体を賦活
・NMDA受容体を抑制
・カルシウムイオンチャネルのカルシウム流入を修飾
麻酔作用の発現には特に中枢神経におけるGABAA受容体への関与が重要と考えられてい る。
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