薬局実務中疑問 PR

アナフィラキシーを経験し不安を感じている患者さん

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

この前、別の薬局でもらった薬でアナフィラキシーショックを起こした患者さんから相談を受けました。そのときの回答のために調査した内容をまとめたいと思います。


暗記が苦手な薬学部生にみてほしい。

薬学部では勉強量が多く時間が足りないと感じることが多いでしょう。
ゴロはキーワードに強引に意味を与えるので、ハマれば暗記も早いし忘れにくい
だから、勉強時間の短縮に役立つ!!
しかし、1つ1つスマホで調べていたら大幅なタイムロスです。
そこで、ブログの薬理ゴロを収集して紙ベース(フルカラー)にしました
より効率的に勉強して、別分野の勉強時間や趣味の時間をつくりましょう
Time is money! お金で時間を買ってください
しかもブログなら購入前にゴロを確認でき、自分に合っているか否かを試せます
多くのゴロでビビッとフィーリングが合えば、紙ベースをオススメします。

メルカリへのリンクはコチラ

【患者さんからの情報】

以前に別の薬局でもらっている薬で、アナフィラキシーショックが出た。もちろんその薬は今後飲まないが、これをきっかけに他の薬でアナフィラキシーショックが生じやすい体になったのではないかと凄く不安を感じていて、正直薬を飲むのが怖い。
今日のお医者さんは薬剤師に対応を聞いてほしいと言っていた。

ショックが起きた時に、はじめに肩に何か乗っているのではないかというくらい体が重くだるさを感じた。そこから、これはおかしいと思い救急車を呼びました。

【回答】

まずは、「アナフィラキシーショックを起こしやすい体になったのではないか?」という疑問については、私がしっている限りでそういう話を聞いた事がないため「そういう話を聞いたことはないですね。ある成分でアナフィラキシーを起こした人が同じ分類の成分では何も問題ないことも多いです」と回答しました。(ただし、この回答については、文献やネットで根拠は見つけられていません)

対応方法としては、「前回のように体が重くなるなど兆候があれば足を高くして横になり、すぐに携帯電話を準備し自分で救急車を呼ぶ準備もしくは周りの人に救急車を呼ぶよう頼んでください」と説明しました。

しかし、それだけでは患者さんはまだ不安を感じているようでした。
そこで、自分は知識が少なかったので、業務後に調べてみたら以下のことが分かりました。

1.アナフィラキシーショック発症時に緊急対応用のアドレナリン自己注射(商:エピペン)があること。
2.ただし、エピペンを処方するにはエピペン処方医師として登録が必要
3.エピペン処方医師の登録医師は、「アナフィラキシーってなぁに?」というHPで調べられる。

リンク:アナフィラキシーってなぁに?
https://allergy72.jp/search/

そこで次の日に、電話にて上記内容を患者さんに伝え、事前に教えていただいた住所から近場の登録医師の病院をお伝えし、「その病院でならアナフィラキシー緊急用の薬がもらえる可能性があり、より専門的な助言をもらえると思います。」と説明しました。

その時は、「緊急対応用の薬がもらえるなら少し安心かも、行ってみます」とおっしゃっていましたが、それ以来その患者さんの投薬を行えておらず、不安度合いやエピペンが処方されたかを確認できずにいます。
今回の対応で患者さんの不安が少しでも解消されていることを確認できれば情報を追記したいと思います。

参考:
アナフィラキシー ガイドライン(2014年11月)
https://anaphylaxis-guideline.jp/pdf/guideline_slide.pdf

★まだ時間のある人は他のゴロも探してみてください★

薬理ゴロ索引ページに移動