歯科でよく処方される立効散。
抜歯後の痛みや歯痛に対して使用するのですが、この薬は飲み方に少し特徴があるので、服用方法をまとめたいと思います。
暗記が苦手な薬学部生にみてほしい。
薬学部では勉強量が多く時間が足りないと感じることが多い
でしょう。ゴロはキーワードに強引に意味を与えるので、ハマれば暗記も早いし忘れにくい。
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添付文書上の用法及び用量
まずは添付文書での用法及び用量は以下の通りです。
通常、成人1日7.5gを2~3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。
なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
〈用法及び用量に関連する使用上の注意〉
本剤は口にふくんでゆっくり服用する。
注目してほしいのは、「口にふくんでゆっくり服用」という点です。
どうしてそのような服用方法なのか?
その理由は、主成分の細辛が局所麻酔作用を有するからと言われています。なお、細辛は古来から口に含ませて、歯痛・口腔内痛が和らぐことも知られています。[舌の灼熱感に立効散の含嗽が奏功した一症例 より]
口に含ませるのはどのくらいの時間?
ここで気になるのは、含ませる時間はどのくらいかということです。
調査して見つけた情報としては、
・文献などで記載があったのは「10秒程度」
※また文献には、「立効散を湯に溶かし、10秒程度口に含んでゆっくり服用する」と記載があったので服薬指導の参考にしたいと思います。
・歯科医のホームページなどでは「30秒」
・難治性の口腔内の痛みに「1分程度」で効果を発揮との報告あり
などの情報がありました。
服薬指導する際には、
医師から具体的な指示があったかを確認し、具体的な指示がなかった場合には
「立効散を湯に溶かして、10秒程度口に含んでゆっくり服用する」という一般的に言われている使用方法を指導するので問題ないかと思います。
なお、薬局で働いていると、飲み込まず湯に溶かしてうがいするよう指示を受けている患者さんもおられますので、ご注意ください。
参考
ツムラ立効散の添付文書
https://www.tsumura.co.jp/medical/products/110/pdf/products-pdf-01.pdf
難治性の口腔粘膜の痛みに立効散が奏功した一症例
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjop/4/1/4_1_57/_pdf/-char/ja
舌の灼熱感に立効散の含嗽が奏功した一症例
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjop/8/1/8_49/_pdf/-char/ja
吉村歯科さんのホームページ
http://dc-yoshimura.com/dental-therapy/kanpou/
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http://pianomed-mr.jp/index.php?%E6%AD%AF%E3%81%AE%E7%97%9B%E3%81%BF%E3%81%AB%E5%8A%B9%E3%81%8F%E6%BC%A2%E6%96%B9%E8%96%AC
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