今回は、ビタミンD(コレカルシフェロール)の特徴について、ゴロを使って覚えましょう。
ちなみに脂溶性ビタミンの覚えかたは、
脂溶性ビタミンDAKE (だけ)と覚えましょう。
ビタミンD 特徴ゴロ
(ゴロ) カルシウムは肝じんで、なんくるないさ
「カルシ」コレカルシフェロール・ビタミンD
カルシトリオール:活性型ビタミンD3
カルシウムの吸収を促進する
過剰症は高カルシウム血症(症状:食欲不振、便秘、吐き気)
「肝じん」ビタミンD3から肝臓で25位水酸化。
腎臓で1αの水酸化をうけて活性型ビタミンD3になる
「で」ビタミンD
「なんくるない」骨軟化症、くる病が欠乏症
ビタミンD関連の薬
エルデカルシトール:活性型ビタミンD3製剤(商品名:エディロールカプセル)
禁忌
妊婦、妊娠している可能性のある女性又は授乳婦
動物実験で、外形異常が認められている。一般的なビタミンDの特徴ではなく、あくまで本剤での特徴と思われる。
重要な基本的注意
●本剤投与中は血清カルシウム値を定期的(3~6カ月に1回程度)に測定し、異常が認められた場合には直ちに休薬し、適切な処置を行うこと。腎機能障害、悪性腫瘍、原発性副甲状腺機能亢進症等の高カルシウム血症のおそれのある患者では、投与初期に頻回に血清カルシウム値を測定するなど、特に注意すること。
●高カルシウム血症に関連する症状(倦怠感、いらいら感、嘔気、口渇感、食欲減退、意識レベルの低下等)の発現が認められた場合は、血清カルシウム値を測定するなどして慎重に経過観察を行うこと。
● 尿路結石のある患者及びその既往歴のある患者等においては、高カルシウム尿症により病態が悪化するおそれがあるため、尿中カルシウム値を定期的に測定し、高カルシウム尿症が認められた場合は休薬あるいは減量するなど、適切な処置を行うこと。
ビタミンD関連薬なので、高カルシウム血症の注意がしっかりと記載されており目立ちます。
高カルシウム尿症については、全然把握していなかったため勉強になります。
食事の影響
健康成人男性にエルデカルシトールとして0.75μgを単回経口投与したとき、薬物動態に食事の影響は認められなかった。
食事の影響がないのは、意外だった。脂溶性ビタミン関連薬で、性状でもほとんど水に溶けないとあるのに・・・
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